開港以後、統監府から植民統治期の半世紀に及ぶ抗日独立運動の全過程を、最近まで新たに発掘された研究成果に基づき総合的に体系化した“新韓国独立運動の歴史叢書”。従来、独立運動の評価で除外されがちの社会主義者・共産主義者に対する評価が、金大中、盧武鉉政権移行後に見直されたこと、および、海外での抗日運動を幅広く取り上げて評価したのが本書の特色である。
（収録巻数）
1. 韓国独立運動の理念と方略
2. 開港以後日帝の侵略
3. 統監府設置と韓国植民地化
4. 1910年代 日帝の武断統治
5. 1920年代 日帝の民族分裂統治
6. 1930年代 日帝の民族分裂統治強化
7. 中日戦争以後戦時体制と収奪
8. 日帝の親日派育成と反民族勢力
9. 韓末前期義兵
10. 韓末中期義兵
11. 韓末後期義兵
12. 愛国啓蒙運動Ⅰ<政治社会運動>
13. 愛国啓蒙運動Ⅱ<文化運動>
14. 韓末殉国・義烈闘争
15. 1910年代 国内独立運動
16. 1910年代 国外抗日運動Ⅰ<満州・ロシア>
17. 1910年代 国外抗日運動Ⅱ<中国・米州・日本>
18. 3・1運動の背景と独立宣言
19. 国内3・1運動Ⅰ<中部・北部>
20. 国内3・1運動Ⅱ<南部>
21. 国外3・1運動
22. 3・1運動直後 武装闘争と国外活動
23. 大韓民国臨時政府Ⅰ<上海時期>
24. 大韓民国臨時政府Ⅱ<長征時期>
25. 大韓民国臨時政府Ⅲ<重慶時期>
26. 義烈闘争Ⅰ<1920年代>
27. 義烈闘争Ⅱ<抗日愛国団>
28. 農民運動
29. 労働運動
30. 青年運動
31. 女性運動
32. 衡平運動
33. 言論運動
34. 国学運動
35. 教育運動
36. 経済運動
37. 文化芸術運動
38. 宗教界の民族運動
39. 1920年代 学生民族運動
40. 6・10万歳運動
41. 光州学生運動
42. 初期 社会主義運動
43. 朝鮮共産党 成立と活動
44. 朝鮮共産党 再建運動
45. アナーキストたちの民族解放運動
46. 新幹会の民族運動
47. 1920年代 在中抗日勢力の統一運動
48. 1930年代以後 政党統合運動
49. 1920年代 満州・ロシア地域 抗日武装闘争
50. 1920年代後半 満州地域 抗日武装闘争
51. 1930年代 満州地域 抗日武装闘争
52. 韓国光復軍
53. 朝鮮義勇隊・朝鮮義勇軍
54. 1920年代以後 米州・欧州地域の独立運動
55. 1920年代以後 日本・東南亜地域民族運動
56. 光後直前 独立運動勢力の動向
57. 光後前後 国家建設論
58. 国内抗日遺跡地
59. 国外抗日遺跡地
60. 韓国独立運動の年表