北韓の陸海空軍 7,700円

著者のステイン・ミッチャーとヨースト・オリマンスは世界的な発信力を誇る軍事専門ブログ「オリックス(Oryx)」の運営者たちである。公開情報(OSINT)と写真資料を組み合わせて戦力を分析する彼らはロシア・ウクライナ戦争で精密な分析力を披露し、その実力を世にたらしめた。本書でも北朝鮮の核開発宣言やSLBM搭載潜水艦開発など、北朝鮮軍の今後の方向性について驚くほど鋭い洞察を示す。本書は単なる戦力リストを越え、6.25戦争以降停戦協定から現在まで70年余りにわたる北朝鮮軍の変化過程を細かく追跡する。特に北朝鮮の独自設計武器体系と非対称戦力強化の歴史的文脈を外し、彼らの戦略的意図を把握する決定的な手がかりを提供する。既存の分析が主に陸軍に集中していたのとは異なり、これまで情報が不足していた海軍と空軍の戦力変化も扱う。最近導入されたステルスミサイル高速艇、弾道ミサイル潜水艦、主力戦車はもちろん、自社航空産業の実質的な水準まで掘り下げる。また、2010年天安艦被撃事件と延坪島砲撃戦など南北間の主要衝突事件に対する新たな証拠と視覚も一緒に示す。本書の最大の特徴は圧倒的な視覚資料である。一般大衆にほとんど公開されなかった170点余りの珍しい写真を含め、衛星映像、北朝鮮宣伝媒体モニタリング資料など合計450枚余りのイメージと60点余りの精巧なカラーイラストが収録される。



















